いざ退職を決断をしたものの、なかなか「仕事辞めたいけど辞められない」という悩みはありませんか?
わたし自身も、退職を決断してから1ケ月ほど「退職します」となかなか言い出すことができませんでした。
なぜ言えなかった原因を分析すると非常にシンプルな答えが見つかりました。
本記事では、仕事を辞めたいのに言えない理由と対処方法と退職の意思をどうしても伝えられない場合の対処方法を簡単に解説します。
仕事を辞めたいのに言えない理由
会社や周囲に対する気掛かり
40代で悩みで一番多いのが、『気掛かり』によって退職の申し出ができないという声です。具体的な事例がこちらです。
- 長年勤めている会社・同僚に迷惑をかけてしまう
- 人員不足を知っているだけに、自分だけ辞めるのは後ろめたい
- 今の仕事を途中で投げ出したことが悪いかのように思われる
このような感情を強く持つ人は、「円満退社で退職したい」「よく思われないのでないか」「悪く思われたくない」などの承認欲求が退職を妨げいる原因です。
承認欲求とは、「他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい」という願望であり、「尊敬・自尊の欲求」とも呼ばれる。
承認欲求は、誰もがもっている感情ですので至って普通の感情です。しかし、承認欲求の意味を理解せずに生活をするとけっこうしんどいかもしれません。
問題なのは、他人の評価に過剰になると、自分の理想としているような人生ではなく、他人の評価によって左右される人生を歩んでしまうことです。
多くのサラリーマンは、入社して今日まで「他人の評価」の下で仕事をしてきており、他人の評価に対してなんの疑いもなく仕事をしてきた背景があります。
あなたの脳はいつも「誰かから認められたい」「よく思われたい」と勝手に思っています。
対処方法
わたしたちは、’’みんなによく思われたい、好かれたい、他人の期待にできるだけ応えたい’’という承認欲求を無意識に思っています。
まず承認欲求を断つ方法をお伝えします。
①自己受容をもつ!!
「自己受容」とは、ありのままの自分を受け入れることです。
自分のポジティブなイメージもネガティブなイメージもすべて受け入れることで、次の一歩を踏む出すときにグッと背中を押してくれます。
具体的には、自分のいいところを挙げてください。
さらに、すべて受け入れた上で「自己肯定感」をもつと行動の加速度が一気に上がります。
どうでしょうか。自分を受け入れ、さらに自分を肯定することで自信を持つことが、自己受容をもつということです。
②’’これからの自分の未来”を自らで選択する!!
自分がどう生きたいか。社会にどう貢献したいのか。家族とどういう暮らしをしたいのかをできるだけ具体的に明確にすべきです。
他人の評価を気にし過ぎて、自分の未来への選択を遅らせることは、絶対回避しなくてななりません。
3年後、5年後、10年後、20年後のイメージが非常に大切です。
結論:承認欲求を断つ。さらに、他人の評価で行動するのでなく、自分の信念で行動する。
上司に退職の話をするのが気まずく、話しかけにくい
メンタル的な要素が強い悩みとなります。この悩みが深刻化すると「危険」信号をつきますのでご注意ください。
- 良く思わない上司に報告しずらい
- パワハラに近い態度で接してくるため(すでにパワハラがある)
- 不平等な扱いを受けているため
- すでに信頼関係が壊れているため、話しづらい
対処方法
退職意向を伝える相手は直属の上司が基本です。
ただし、パワハラを受けているなどすでに上司とトラブルがあり、精神的に追い詰められているという場合は、信頼できる別の上司、または人事やコンプライアンス部署に相談してみてください。中小企業であれば、直接社長に話をした方がよいでしょう。
精神的にどうしても伝えられない場合は、無理をして直接伝える必要はありません。
むしろ「伝えないといけない」と思うことで体調を壊してしまう恐れがあります。
結論:無理をせず「退職代行サービス」のご利用する。
*第三者が退職届を提出してくれるので、上司に直接話す必要はありません。
会社が辞めさせてくれない雰囲気がある
- 人手不足によって業務の過重になっている
- 他に退職者がいる
- 引継ぎをする人員がいない
対処方法
会社の課題と個人の課題は、別物であることを念頭に置くことが重要になります。
引き止められてスムーズに退職できなくなるのを避けるためには、「退職の意思が固いことを丁寧に伝えること」です。
具体的には、「違う業種をチャレンジしたい」「〇〇の職種で頑張りたい」「〇〇の資格を取りたい」などのポジティブな言い方を工夫して相手に伝えます。
相手から否定的な発言が来るかもしれませんが、自分がしたいこと、環境を変えたいことを丁寧に伝えるだけです。
その際は、会社への不満は極力避けた方が無難です。
どうして聞き入れてくれない場合は、覚悟を示すために退職願をその場で手渡すのも一つの手段です。
結論:退職の意思が固いことを丁寧に伝える。
退職意思の伝え方(どうしても伝えられない場合)
どうしても退職の意思を伝えられない方には、「退職代行サービス」をご利用することをおすすめします。
特に最近では、退職できないという方に周知されつつあるサービスで、スムーズな退職を実現するのが退職代行サービスのメリットです。
- 退職代行サービス会社を選ぶ 参考>関連記事
- 申込みもしくは相談する(相談だけなら無料)
- お申込みをする(利用料金を支払う)
- 事前準備(担当者との打ち合わせ)
- 退職代行会社が退職連絡をし、その経過報告を待つ(退職届等の必要書類の案内は、お勤めの会社から郵送されます)
- 退職完了報告をもらう(退職届、返却書類一式をお勤めの会社に郵送します。書類に不備が無ければ問題無く完了となります)
- アフターフォロー
退職代行サービスを利用するのは、20代や30代だけではありません。ある調べでは、退職代行の利用の28%が40代であるデータがございます。
最近の傾向として、弁護士が退職代行サービスを運営し、
以前に比べて会社側もこの「退職代行サービス」の存在を知っておられる点が、利用しやすくなった背景かもしれません。
まとめ
40代で退職に悩んでいる人は、それぞれの背景がありますから一概に正解がないかもしれませんが、1つ言えることは『過去より未来を見る』方が人生楽しいと思います。
この記事で特にお伝えしたいことは、『自己受容を持つ』『承認欲求を断つ』『退職代行サービスを利用する』の3つです。
是非行動を起こしましょう!